気になる日本仕様との差


 まずは諸元表から。。

がカタログ値、USA仕様の特徴実測値またはModify後の仕様です。

仕様

US Version

99.0 A3 Jetta GLX

日本仕様

97 VW Vento VR6

全長 4404mm(前後バンパーがでかい) 4370mm
全幅 1695mm
全高 1425mm(ミスタイポ?)

1475mm(THULE Roof Rackの高さ)

1435mm
ホイールベース 2475mm
トレッド 前/後 1446/1434mm(計り方が違う?) 1460/1440mm
最低地上高 N/A 90mm(Fマッドフラップの高さ) 135mm
車両重量 1350kg(車検証より) 1290kg
燃料消費率 City:19, Highway:26 Miles/Gallon (8.1〜11.1km/l)実測平均燃費:9.0Km/l(02/12/30現在) 9.0km/l
エンジン形式 AAA、 SOHC 15°V型6気筒(VR6)
内径X工程 81.0X90.3mm
総排気量 2791cc
圧縮比 10.0
最高出力 172@5800rpm (カタログ値)  191.3@6038rpm (02/6/22実測)with SCHRICK VGIマニフォールド 170ps/5800rpm
最大トルク 235Nm@4200rpm (カタログ値)27.0kgm@3735rpm (02/6/22実測)with SCHRICK VGIマニフォールド 23.9kgm/4200rpm
バルブトレイン チェーンドライブカム、油圧リフター
燃料供給装置 Bosch Motronic 5.9 OBD II with GIAC Ver.11 Chip 電子燃料噴射装置(モトロニック)
使用燃料 レギュラー(ハイオク推奨), 55l ハイオク, 55l
ミッション形式 02A、5MT (4ATはオプション) 01M、4AT
フロントサスペンション マクファーソンストラット、25/20mmスタビライザーバー (プラスサス)

NEUSPEED/BILSTEIN HDダンパーNEUSPEED SofSportバネ半巻カットNEUSPEED 25φスタビライザー    

マクファーソンストラット、スタビライザーバー (プラスサス)
リアサスペンション トーションビーム、20mm中空一体型スタビライザー、ガス封入ショックアブソーバー(モンロー製)

NEUSPEED/BILSTEIN HDダンパーNEUSPEED SofSportバネ+スペーサ2枚追加 Eibach 25φスタビライザー

トーションビーム、中空一体型スタビライザー
フロントブレーキ ベンチレーテッドディスク 288mm、ABS Mintex Redboxパッド  ←
リアブレーキ ソリッドディスク 226mm、ABS Mintex Redboxパッド  ←
使用タイヤ 205/50R-15 Goodyear Eagle GA All season tires

205/50R-15 YOKOHAMA DNA GP

205/50R-15 PIRELLI 210SnowSport (スタッドレス)

205/50R-15
バッテリー 12Volt, 63Ah 実物を見たら60Ahだった  N/A
オルタネータ 14Volt, 90A 同じくこれは120A!  N/A
トランクボリューム 426L(測り方が違うみたい) 550L
異なる主要装備 5速マニュアル(ATはオプション)

BOSE Sound System(97年モデル以降標準)

カップホルダー&キー付き小物入れ

キーレスエントリー(98年モデル以降標準)

盗難防止アラーム&LED

イモビライザー 

 基本的には同じ車種なのですが、結構いろんなとこが違ってます。

思いつくまま北米仕様であるJetta GLXと日本仕様のVento VR6の仕様上の違いについてコメントしてみました。

Jetta GLXの良い点
なんと言っても5速マニュアルが標準で選べる 5MTであることは私が車を購入するときの条件のひとつです。
BOSE Sound Systemが標準装備 (97年モデル以降、99年前半モデルの生産打ち切りまで)
電動サンルーフが標準装備 (それまでサンルーフ付車を持ったことがなく、あこがれでした。)
本革シートがリーズナブルな価格($800)でオプション設定されてる。冬に便利なシートヒーターとヒータ付きウォッシャーノズルも選べる。
クルーズコントロールが標準装備 (日本では不要だと思ってましたが、夜の常磐道ではかなり役に立ちます)
シフトレバー前にカップホルダー、パーキングブレーキ後ろにキー付き小物入れ標準装備
テールパイプ先端がストレートの斜めカットで、日本仕様のように垂れていない。
オプションの泥除けの形状が小ぶりで少しだけスタイリッシュ。その分、実用性はちょっと低いけどね。
Jetta GLXのま、いっか〜な点

左ハンドルである。先行車がいると(特にトラックやSUV)対向車線が見にくく追い越しや右折はやりにくいが、オーディオを右手で操作しやすいとか、ペダル回りが広い(ホイールハウスをフットレストスペースに使用出来るため、特にMT車には有利)、すれ違いでべたべたに左に寄せやすいなど意外とメリットもあったりする。

メキシコ製である 言わずと知れたラテンなお国柄、品質に不安はなくはありません。事実アメリカではA2とA3初期車の品質についてはいろいろ言われてきました。但しVR6モデルのエンジンとミッションはドイツ製なのと、96年くらいからConsumer Report http://www.consumerreports.org)などのテスト雑誌(メーカーから一切の供給をかたくなに拒む完全中立の信頼できる情報源です。)を見ても品質は上向いてきているようです。事実私の99.0Jettaは3年半以上ノートラブルです、国産車には及ばないかも知れませんがね。

DRL(デイタイムランニングライト-パーキングブレーキをおろすとライトが勝手に灯く機能)付き、ゆえにライトスイッチにスモールポジションがない。対策:70ドルもしたヨーロピアンライトSWに交換しました。

以下の点でコストダウンされてる(又はアメリカの規格に合わせてる)

  • バイザー裏のバニティーミラーの照明が96年式以降削除。ドアコーテジーランプなし。(97年以降、光を反射するシールが貼ってある)

  • リアシートベルトアンカー高さ調整機構なし

  • トランクに小物入れなし

  • 96年式モデル以降はホイールがBBSじゃない。(96-98はブガッティタイプ、99.0はスピードライン

  • 標準タイヤはウェットグリップの低めなGoodyear Eagle GA 205/50-15オールシーズンタイヤ。(クライスラーのミニバンとかについてるタイヤといっしょ)

  • エアバックがアメリカ規格(シートベルトをしてない大男を支えられる容量)なのででかい ←私の家内は何と経験済みですが、あれは爆弾です。実際、ステアリング内のアルミ製カバーを突き破って展開します。

  • バンパーがアメリカの法基準に合わせたのかでかい。(特にリアバンパー、実は大きめなおしりが気に入ってたりしてます。)

 
Jetta GLXのちょっ〜とこまったちゃんな点

ヘッドランプが一般的なH4ハロゲンでなく9004ハロゲンなので配光があまりよくないし(これはレンズカットのせいもあるかも)、日本で売ってるのを見た事がない。またヘッドライトにポジション灯がない。(代わりにフロントウインカーがポジション灯兼用で、さらに北米仕様独自のサイドマーカーランプがついています。但しサイドマーカーは日本の車検上認められていないようで、輸入業者によって点灯しないようにされてしまいました。折角点滅しないサイドマーカーにウインカー機能を追加加工していたのですが。)

リアフォグランプが付いてないし、付けられない。(95年式モデル以降はトランクリッドからボディへのリアフォグ用配線が省略されたようです)←日本仕様93Ventoのリアフォグ配線を入手したので、近日中に装着予定。(多分Boardシーズンが終わってから?)←01/6/9、取りつけました。但しUSJettaはトランクオープナーの配線とかが追加されているためか、日本仕様の配線では本数が足りず使えませんでした。なのでリアフォグラインを無理やり一本追加しました。当然リアフォグはダブルで装着。これで濃霧だけでなく、やたらまぶしい光軸のずれたフォグを付けた4駆が後ろについた場合なども使えます。

97年式モデル以降、ガス補給ドアのロック機構が削除された。←対策:すぐ後付けでバキュームアクチュエータを追加しました。

年式によってはポーレンフィルターが付いてない。96年式にはなかったけど99.0年式には付いてた。

当然ですが、メーターはMile表示だし、ラジオのFMは周波数レンジが違うので日本ではNHK第一と教育テレビしか聞けません。AMはレンジはいっしょなのですがステップ間隔が違うため(USA:10kHz 日本:9kHz)これまたFENしか聞けません。←対策:メーターはカナダ仕様と交換済み。ラジオはナカミチのCD45zを入れましたが、1ヶ月後Sound Monitor CDT-300Xと交換。(詳しくはNakamichi Sound Monitorにて)

ちなみにカナダから輸入したメーターユニットの部番は1HM-919-881-Aで、税込み413.43カナダドル(約3万円)もしましたが、日本にJettaを持ちかえるためにkm表示を選びました。

ただ燃費表示だけはヨーロッパ式のLiter/100kmで、数字が小さいほど高燃費を意味します。

 

Mile表示のUS仕様メーター。水温/油温/気温は°F、燃費はMiles/Gallon表示。

写真のメーターはUS仕様内部を見るためにバラした状態です。組み直してネットで売りましたが$110くらいに買い叩かれました。北米では97年以降のGLX/GTIグレード等はシルバーパネルになり、それなりに需要はあるみたいだったんですけどね。

トランク下のアンダーカウル(整流板)がない。空力に関する細かいとこでコストダウンされてます。車の下に潜るたびに「折角ガソリンタンクは流線型なのに、そこからリアバンパー下部の間はでこぼこで空気抵抗でかそうだなあ。」と思ってました。そしたらなんと!日本仕様のVentoには、全車ガソリンタンク後部の空気の流れを整えるアンダーカウルがついてるではあ〜りませんか。うっ欲しい! ←オークションで93Ventoのアンダーカウルを安く譲ってもらって装着しました。これで空力ばっちり! 03/02/16追記、いまさらながらアンダーカウル装着記を追加しました。

あと細かいところでは、(今までも十分細かいって?そうですマニアですから)フロント左右のフェンダー先端をつなぐメンバーが、硬質プラスチックではなく金属の板金だったりします。これはつい最近、日本仕様のGTI16Vを見せてもらうまで知りませんでした。ただしこれは良い点ですね。強度のある鉄製メンバーがボディ先端の左右フェンダーを繋いでるので、若干剛性アップに貢献してるかも。日本仕様はコアサポート一体型のプラスチック製です。そのコアサポート形状の違いのため、USA仕様は日本/ドイツ仕様にない隙間がラジエターの上下にあいています。空気は抵抗の少ないところを流れようとするので、ラジエターを通過するエアが若干減少しそう。しかも冬の高速やSki場への峠道を走ると、エンジンルーム内に融雪剤が直接進入して塩まみれになります。ピカピカのVGIやABSユニットが塩まみれになるのに見かねて、ラバースポンジとアルミテープでラジエターの上の隙間を塞ぎました。水温低下には若干貢献すると思いますが、冷たい外気が入らなくなるのでエンジンルーム内の温度は上がるかも。でも日本仕様に隙間はないから大丈夫か。早くオイルクーラ買おうっと。

サスの設定も違うかも知れません。USカタログでスポーツチューンサス(プラスサスペンション)を名乗ってた割には、純正サスはコーナーでのロール、加減速でのピッチングがかなり大きく、ちょっと飛ばすとボディの大きすぎる動きに不安になるくらいでしたから。その柔らかいサス設定のわりにはハーシュネスはあまり良くなく、205/50-15の太めなタイヤが細かいギャップに追従しきれていないのか、バネ下がアバレテる感じでした。また高速で路面のうねりを通過すると、リアの上下動の収まりが悪く、特にリアの減衰力はかなり弱いようでした。(この点はConsumer Reportにも指摘されてました)

あとこれは仕様の違いではないですが、この車に乗って最初は、とにかく加速時のトルクステアの大きさに驚きました。フル加速時には、ステアリングホイールをしっかり押さえてないとまっすぐ走るのも難しいくらいで、昔ゲーセンにあったナムコ?のNASCARのゲームみたいでした。(私はリッジレーサー派でした。) A3は全車とも等長ドライブシャフトを採用してないので、右のシャフトが左よりだいぶ長く、ドライブシャフトと前輪回転軸のなす角(何か数学みたいですが)が左右で同じにならないので、前輪が受けるハンドル切れ角方向のトルクが左右で違い、トルクステアが生じるため、構造的にしかたがないようです。ただこのトルクステアも足回りの変更で結果的に減少することになりましたが。←わずかに車高を落としたことによって、左右ドライブシャフトが路面と並行になったからかなー。

Modificationsで詳しく書いてますが、VR6のエンジンパワーにはほぼ満足していたことから、まず不満の集中していた足回りから手を入れていくことにしたわけでした。

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